日御碕神社は「出雲国風土記」にも記された古社。上の宮にはスサノオノミコト、下の宮にはスサノオノミコトの姉である、天照大御神を祀っています。現在の建物は、徳川家光の命で建てられたのだそうです。権現造の朱塗りがとても鮮やか。また両本殿とも内壁や天井には、狩野派、土佐派の絵師たちが腕を競いあった壮麗な壁画があって、大変見事です。境内には「韓国神社」という小さな祠があります。「出雲国風土記」では、この日御碕の地塊は、昔、神様が新羅から余った土地を引いて来たとされています。古代から大陸と交流があった証しと言えます。

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