大森町年寄遺宅「熊谷家」

熊谷家

 熊谷家は、安芸国高松城城主で毛利氏家臣であった熊谷氏の一族であると言われています。17世紀には石見銀山で鉱山経営をしていました。19世紀には大森の町政全般に関わる総責任者である年寄職を代々世襲しました。一方では鐘(たたら)経営や、江戸末期からは酒造業を営むなど町内でも最も有力な商家の一つとして栄えました。明治5年には松江よりも早く郵便局を開きました。
主屋は商用や日常生活に使用されていましたが、幕府巡見使の公用宿等にも用いられるなど公的な用途を含む接客用にも使用されていたようです。平成10年5月に県内の建造物としては初めて国の重要文化財に指定されました。

「熊谷家住宅」紹介サイト・・・http://www.iwamigin.jp/ohda/Kumagai-HP/

 


 

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