大久保石見守の墓(大安寺跡)

 1605年に建立された大安寺境内には、初代奉行として卓越した知識と技術を残した大久保石見守長安の事績を顕彰して建てられた紀功碑と五輪墓があります。正覚山大安寺は浄土宗の寺院で、初代奉行大久保石見守長安の菩提寺として、その名をとって、銀山地区の極楽寺の3代良随によって建立されたと伝えられています。
創建当時の年号が書かれた墓石など100基以上が寺地内にあります。明治8年に本堂が再建された時は、間口4間半の小規模なものだったようですが、その建物も昭和18年の水害で大破し、本寺の極楽寺に吸収されました。
大久保長安は、1600年、関が原の戦いの後、11月に家康に任命され大森に着任、翌年石見国(10万石)の初代奉行になりました。間歩の開発により銀の生産高を飛躍的に増加させるなど、多くの功績を残しています。

大久保長安の墓

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